更新　平成２２年４月１５日

uta　時には万葉の歌人のやうに・・・
uta tokiniha manyauno utaibitono yauni

ご来訪ありがとうございます

未熟な者の拙い歌ではありますが・・・

素人の悲しさ、語法・用法の過ちも多々あるかと思われます
ご指摘、ご指導賜れば幸いです
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古は　桜咲きける　中原野　咲きける桜　今は何処や

いにしへは　さくらさきける　なかばるぬ　さきけるさくら　いまはいづくや

関の海　雪の少女の　舞ひ来たり　舞つ去り行く　和布刈の方へ

せきのうみ　ゆきのおとめの　まひきたり　まひつさりゆく　めかりのかたへ

関の海　雪の少女の　舞ひ来たる　静けく去りぬ　和布刈の方へ

せきのうみ　ゆきのおとめの　まひきたる　しづけくさりぬ　めかりのかたへ

牧の山　惜しみ来たりて　花を見む　今宵限りと　妹が袖濡らす

まきのやま　をしみきたりて　はなをみむ　こよひかぎりと　もがそでぬらす

竹の林　分け入りて見む　妹が廬　芽吹きて香る　富貴の山裾

たけのはやし　わけいりてみむ　もがいほり　めぶきてかほる　ふきのやますそ

洞の海　波敷き出でて　玄海の　荒ぶる先に　白島の見ゆ

どうのうみ　なみしきいでて　げんかいの　あらぶるさきに　しらしまのみゆ

紫草の　匂へる妹は　美しく　珠よりもなほ　耀けるかな　

むらさきの　にほへるいもは　うるはしく　たまよりもなほ　かがやけるかな

波を敷き　渡りて行かむ　洞の海　紫草匂へる　妹の待つらむ

なみをしき　わたりてゆかむ　どうのうみ　むらさきにほへる　いものまつらむ

緑なる　山の波越へ　いざ行かむ　妹が住むてふ　由布の山裾

みどりなる　やまのなみこへ　いざゆかむ　いもがすむてふ　ゆふのやますそ

初春の　和布刈の海に　禊して　若海布刈るらむ　早鞆の瀬戸

はつはるの　めかりのうみに　みそぎして　わかめかるらむ　はやとものせと

福井で美味しいお酒を作って居られる

“地酒蔵　白龍”さんへ贈らせて頂いた歌です
　(２００５年春)
http://www.jizakegura.com/

甘き露　ほろりと含む　春の宵　遊びし龍も　夢の中かな

あまきつゆ　ほろりとふくむ　はるのよひ　あそびしりゅうも　ゆめのうちかな

返歌を頂きました

春風に　誘われ戯る　幼き芽　いつか夢見む　甘き露かな

同じく“地酒蔵　白龍”さんへ贈らせて頂いた歌
(２００５年七夕)

牽牛と　織女の　逢へる日に　思ひもあへず　吾が裾濡らす

ひこほしと　たなばたつめの　あへるひに　おもひもあへず　わがすそぬらす

返歌を頂きました

夏空に　輝く星を　見上げれば　南に続く　天の川かな

同じく“地酒蔵　白龍”さんへ贈らせて頂いた歌
(２００６年七夕)

見上ぐれば　夜空に遊ぶ　白き龍　今宵七夕　天の川かな

みあぐれば　よぞらにあそぶ　しろきりゅう　こよひたなばた　あまのがわかな

アニーの男児無事出産を祝い
(２００７年１月１１日)

初春に　新しき芽の　生まれける　さやけくあらな　雄雄しくあらな

はつはるに　あたらしきめの　うまれける　さやけくあらな　ををしくあらな

珠藻刈る　洞の海廻の　白つつじ　匂はされけり　逢ひ見てのちは

たまもかる　くきのうみまの　しろつつじ　にほはされけり　あひみてのちは

小松優斗くんの誕生を祝い
（２０１１年３月３１日）

嬰児の　弥生晦日に　生まれける　さやけく雄雄しき　大丈夫となれ

みどりごの　やよひみそかに　うまれける　さやけくををしき　ますらをとなれ